アムゼル
詞・曲 小津(銀)

ここに居ることが苦痛ならば生きていけません
この身を包んだ黒は打算でした 打算でした
群れを従うわけじゃなく皆同じ意図なだけ
それでも人にはただ烏 ただの烏
夢を見ている間に夢に近づいている気になる
それが満足ならば他に何も欲しがらなくてすむの
生きる意味は無くてただ本能のままに啄ばんでいる
それが生きる意味なら下等に下された運命なのか
下らないさそうだよ いっそ笑ってやって下さい
重ねる日々の中では近代化を憎んでいる暇は無い
烏声を枯らす時空の頭から絡み付く苦悩
そんな人間みたいな心を持ってはだめですか
自分を卑下した数だけ報われるなんて思う黒さ
もはや黒以外の発色は私には似合わない
背中に生えた骨の塊を翼と呼ぶには綺麗過ぎて
またの機会にこうやって烏を嫌ってみたいものです



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