セキレイ
詞・曲 小津(銀)

恋しているかしていないかを確かめる間に筆を執った
昨夜はあまり眠れなくて 目蓋の重い一日でした 一日でした
明朝貴方が目を通して驚くことね
季節は秋を迎えました 移ろいゆく季節の中で
恋する女は何より美しくて 強くて 哀しい
その手紙が届く頃 私の愛を押し付ける頃
この手で文を通わす頃 貴方の笑顔思い出す頃
御免なさいと二度綴れば手紙の意味が伝わるのかな
私 貴方に負わせたの 秋風に混じる通りすがりの愛
一途になれるものですね 移ろいゆく季節の中で
恋する女は何より美しくて 強くて 哀しい
伝えられただけでいいとか私だけの都合です
本当に恋い慕うのならば貴方の前から消えることね
私なんて 私になんて 私なんかが恋して
真面目に懸想文なんか書くわけないじゃない
馬鹿じゃない



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